2011年から続いていたAppleとサムスンのスマートフォン(高機能携帯電話)の特許侵害訴訟について、米国カリフォルニア州の連邦地裁でサムスンの特許侵害を認める評決が下りました。
9人の陪審員団による決定であり、サムスンがAppleの6件の特許侵害をしているという判断です。そして何と10億4,900万円(日本円にして約825億円)の損害賠償請求が命じられました(Appleが求めていた損害賠償請求は27億円です)。
この評決を受けてルーシー・コー判事による判決が下される予定です。またAppleは製品の差し止めを申請するとのことであり、そのヒアリングは9月20日に行われます。ここにも注目が集まりそうです。
一方、韓国ではAppleとサムスンの双方による特許侵害が認定されており、米韓で異なる判断が下ったということです。この訴訟は世界10カ国で展開されており、他国の訴訟にも影響を与えそうです。
日本では、サムスンはAppleの特許を侵害していないという判決が東京地裁で8月31日に下りました。ここでは、スマートフォンとパソコンの同期という技術が問題になっています。Appleは1億円の損害賠償を求めていました。
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